本品はもともと、人工衛星の機能を学習するための教育教材として
教育現場向けに作られた木製模型キットです。
自らの手で、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の模型を組み立てることで
パーツの名称や機能など、人工衛星について学ぶことができます。
この木製キットではレーザー加工が用いられ、プラモデルのような精巧品とは一線を画す
木工特有の味わいを楽しむことができます。
また、完成品をインテリアとして飾ってみると、木の持つ有機的な温かみを感じさせてくれますよ。素朴な木製模型「だいち」の工作を通して、宇宙や人工衛星だけでなく地球のことや自然環境についても興味を持ってもらえたら嬉しいです!
陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)は、日本の宇宙開発を担う
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の地球観測衛星です。
2014年5月24日にH-IIAロケット24号機で打ち上げられました。
先代の「だいち」より3倍以上精巧なレーダーアンテナ「PALSAR-2」を搭載し、
昼夜・天候に影響を受けず、地上の情報を細かく観測することができます。
また「だいち」よりデータの伝送速度が上がっているなど、基本性能もレベルアップしました。
「だいち」シリーズは、今後も地球観測を補強・継続するため、後継機の打ち上げが計画されています。
そんな人類の役に立つ人工衛星「だいち2号」を模した本品では、
「だいち2号」が持つレーダー装置「PALSAR-2」の受信部、つまり底面にある板の突起まで
8本のつまようじ(この材料は別途ご用意ください!)を使うことで、見事に表現されています。
また、本体天面にある三つのスタートラッカー(他の星の位置を見て位置を計る装置)や
目のように丸いデータ中継アンテナ、そして両脇から提げた直接伝送用のXバンドアンテナまで、
「だいち2号」を構成する様々な要素が数多く盛り込まれ、再現度を増しています。
木工品ながらも、このように「だいち2号」らしさをしっかり抑えていることが
この商品を「模型」と言わしめる大切なポイントなのだと思います。
細かい部品が多いので、なかなか作り応えのある工作キットですが、無事に完成させられたなら
「だいち2号」の開発者気分が味わえるほど?きっとご満足いただけると思います!
商品サイズ | B5判(厚さ3mm) |
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完成体サイズ | 幅233×奥行き128×高さ115(支柱含む) |
台座サイズ | 横120×タテ80mm 楕円形 ※上記サイズは実測値です。組み立て条件などにより若干異なる場合があります。 |
素材 | 合板材(木質材料) |
用意するもの | 木工ボンド・アンテナ用つまようじ8本・カッターまたはニッパー(切断器具) ※木工ボンドを上手に塗るために、作業用のつまようじを別途用意することをお勧めいたします。 |
監修 | リモート・センシング技術センター(RESTEC) 組み立て方の詳細は、同梱の説明書をご覧ください。 また メーカーの公式サイト には、クリップなどの補助グッズを使った作成手順やコツが写真つきで載っています |