今回のレポートでは、ロケットの打ち上げ時刻を基準とした表記 ※南の島と言えば!綺麗なお花の代表格ハイビスカス。 ■19日(月曜)種子島入り 西之表港から種子島宇宙センターへ向かう道中の楽しみの一つといえば、そう、屋久島観察である。 ※この日の屋久島の様子は、筆者がドライバーだったため撮影できず…。 「雨の島、屋久島」。 種子島に上陸! 科学館へお邪魔する。 みちびきのパネルも健在! 科学館を出て宿に向かう。 X-8時間30分。 ■20日(火曜)打上げ当日 薄い雲が所々にあるけれど、夜空には星々が輝いていた。 X-5分 ※音が出ます。ご注意ください H3ロケットの基本形態である X+50分 筆者も人生で初めて夜光雲を目撃できた。 ~夜光雲ってなに?~ X+4時間 X+5時間30分 ※「種子島といえば」の看板のひとつ。 ……おお!? おっきいな~。 X+6時間30分 X+8時間10分 その後、鹿児島中央駅方面の X+11時間 とっても良い打ち上げでした!
(X-●●/X+●●)を用いています。
それぞれの表記は、以下を意味します。
・X-(エックスマイナス):
打ち上げの瞬間までの残り時間を表します(カウントダウン)。
・X+(エックスプラス):
打ち上げの瞬間からの経過時間を表します(カウントアップ)。

(ちなみに、赤のハイビスカスの花言葉は「勇敢」。)
X-27時間
鹿児島市の鹿児島本港南埠頭、通称「トッピー乗り場」に到着。
07:30発のトッピーに乗船し、09:10頃に種子島・西之表港へ。
予定では08:00発・屋久島(宮之浦)経由の便に乗船予定だったのだが、
なにせこの便、乗船時間が3時間ほどある。
膀胱に余裕のない今回のスタッフ2名(つまり全員)は、
「できれば乗船時間の短い便に乗りたい…」
とうっすらこだわりをみせる。
そこで当日の朝、トッピー乗り場で07:30発の便のキャンセル待ちにチャレンジしたのだった…。
運よくチケットを入手し、こうして2人の膀胱は守られた。
※船内にはトイレがあります!
スタッフ2名は、航海中に席を立つのが大変だと感じるタイプのため、このようなこだわりを見せています。
今日は屋久島がほとんど見えない。
(いつも割と見えない)
屋久島は種子島のすぐお隣にあり、
種子島から肉眼で見ることができる。そして、結構大きい。
その大きさと、雲に隠れた島のシルエットから、
初めて見ると「これが屋久島だ」とはなかなか気づけないのである。
この写真は帰る日に撮った写真です。
国内でも有数の降水量を誇る島である。
標高1,936mの宮之浦岳をはじめ、
高い山々がそびえる屋久島。
その地形の影響で雲が生まれやすく、
山々は雲に隠れていることが多い。
種子島と屋久島は、とっても近い場所にある。
それなのに、島の成り立ちが違うため、地形も島の表情もまるで異なる。
山がちな屋久島に対し、種子島は平坦な島。
トッピーに乗って海から眺めても、
ずいぶんと平らに見える。
まるでブルドーザーで高いところを
削ってしまったかのようだ。
暑い。あまりにも暑すぎる。
そして湿度が超高い。ベッタベタする。
8月か?高温多湿JAPANな8月なのか??
体にも目にも、直射日光が刺さる。
今日は関東も超暑いらしいじゃない。
困っちゃうね。
車のエンジンを止めて30分ほどするだけで車内は灼熱である。
暑さにやられてそうな飲料水が増えるいっぽうだ…。
車内に置き忘れたスマホも、あまりの暑さでチリチリに熱くなっていた。
びっくりして、思わずスマホを放り投げた。
(高温多湿な空間に電子機器を置いたらいけません!!)
※ちなみに、この日の気温は「22度/29度」。湿度は「84~97%」!
売店にはMMXのプロマネからの熱いメッセージが!!
よく見ると「宇推くりあ」さんのサインもありました。
それにしても、本当に湿度が高い。
快適な涼し~い館内から外に出ると、温度差でメガネが曇る。
前が見えない。
メガネどころか、
エアコンをつけて走っている車のフロントガラスまで白く曇っていく。
ワイパーを使わないと走れないほどだ。
種子島在住の方に今日の天気について伺うと、
「さすがに今日は湿度が高すぎる…」
とのコメントをいただいた。
宿に到着。
とりあえずシャワーを浴びて、日中にかいた滝のような汗を流す。
そして、可能な限り仮眠をとる。
今夜は虫さんたちで大賑わいのご様子。
やあ、こんばんは。
ハサミムシさん1号、2号、3号、4号…。
……同部屋のメンツ、多くない?
私の宿代、高くならない?
あまり眠れず、仮眠はわずか1時間。
時間の感覚も体調も、だんだん訳が分からなくなってきた。
宇宙開発では、地球や天体の動きに合わせてスケジュールが決まる。
最先端のことをしているけれど、
宇宙を相手に、人間の都合は通用しないのだ。
プロジェクトに携わる皆さまのご苦労を想像すると、本当に頭が下がる。
どうか、お体を大切にしてください。
X-2時間10分
ロケットの打ち上げ見学スポットでもある長谷展望公園に到着。
商品の陳列を済ませ、いざ物販開始!
オリオン座の三ツ星の下には、小三ツ星がはっきりと並ぶ。
すばるは7つの星が見え、シリウスは煌々と輝いている。
そして、H3ロケットとMMXを見守るかのように、
赤い星、火星も姿を見せていた。
MMXが目指すフォボスも、
地球のことを気にしているのかなあ。
これから君に会いに行く子がいるから、
よろしくね!
それぞれに時間を過ごしていた見学者たちが、射場に視線を向け始める。
X-30秒
この頃になると、見学者たちの動きがほぼ完全に止まる。
スマホの明るい画面が次々と浮かび上がり、
皆、静かにシャッターを切る準備をする。
X-10秒
どこからともなく、カウントダウンのアナウンスとは別の
カウントダウンの声が聞こえてくる。
そして、打ち上げの瞬間。
強烈な閃光が走る。
あまりのまぶしさに、
あちこちから声が上がる。
上昇していくロケットを見守っていると、
「これが大型ロケットなのだ」
と言わんばかりの音圧が、遅れて届く。
射場から6kmも離れているのに、
この音なのか。
ロケットのすさまじいパワフルさを、
文字どおり肌で感じる体験だ…。
22S(補助ロケット2本)よりも、
さらに派手。とにかく派手!
30S(補助ロケットなし)と比べると、
見ていて頼もしく感じるほどの勢いで、天を目指していく。
やっぱり、ロケットの打ち上げは最高にかっこいい。
工学や巨大な人工物が好きな人も、
シンプルに宇宙や科学が好きな人も、
チャンスがあれば、ぜひ一度見てほしい。
写真や動画だけでは伝えきれない、
特大級の魅力が、そこには詰まっている。
ロケットの光が周りの星々に溶け込んでいく頃、
補助ロケットが分離する。
くるくると回りながら落下していく様子が、
肉眼で見えた!
あいにく、筆者の撮影機材はスマホ。
この様子を捉えるのは、さすがに厳しい…。
詳しくは、こちらの美しい映像をチェックだ!
URL:https://www.youtube.com/live/sZGyK9jfoy4?si=cu33W_TFXy6Hi_ac&t=3497
打ち上げからしばらく経っても、長谷展望公園にはまだ見学者が残っている。
そのお目当ては…多分、おそらく…
今回のロケットの打ち上げ後、現れる「夜光雲」だ。
日の出前や日の入り後の打ち上げでは、
ロケットが残した上空の雲が
太陽の光に照らされ、
不思議な輝きを見せることがある。
条件がそろえば、この幻想的な光景に出会えるのだ。
なんて妖しく美しい光景なんだ…。
生きててよかった…。
何時間でも見ていられる…。
今日のロケットの打ち上げで
夜光雲という現象を知らない人が
この光景を見たら、
どう感じるのだろうか。
吉凶の兆し?
それとも、ただただ、
その美しさに心を奪われるのかもしれない…。
暗い空に、光って見える雲のこと。
地上には太陽の光が届いていなくても、日の出前や日の入り後は、
はるか上空にある雲には光が届く。
そのため、暗い空の中で、
はるか上空にある雲だけが光って見えるのだ。
ロケットの打ち上げによって生まれる雲も、
条件がそろうと、このように輝いて見えることがある。
打ち上げ時刻があらかじめ分かっていれば、
観察のチャンスを狙えるのも楽しみの一つだ。
撤収作業などをひと通り終え、
荷物を置いている宿へ向かう。
移動中に打ち上げ成功の知らせを確認し、、
ほっとひと安心。
……あれは!!!!
虹だ!! 虹が見えるぞ!!!!
太陽とは反対方向、西の空に!
ほら!!!! 虹!!!!
西之表港に到着。
トッピーの乗船まで少し時間に余裕があるので、港周辺を散策する。
あれは豪華客船「飛鳥Ⅱ」だ!!!
寄港中だ!
いいなあ、豪華客船。
一度は乗ってみたいなあ~~。
目の前にマンションがあるみたいだな~。
人がめっちゃ小さく見えませんか?
トッピーに乗船。これから鹿児島本土へ。
チケットを見せて、大きな荷物を預けて、
指定の席に座り、シートベルトを締めて…。
…………、………………、
意識が戻ったら港についていた。
鹿児島市の鹿児島本港南埠頭に到着。
お昼ごはんなのか、朝ごはんなのか、
はたまた夜ごはんなのか。
もはや何ごはんなのか分からない食事を、
お腹いっぱい食べて満足。
高速バス乗り場へ向かう。
バスが来た!
チケットを見せて、大きな荷物を預けて、
空いている席に座り、
シートベルトを締めて…。
…………、………………、
「到着します~」のアナウンスで
意識が戻った。
鹿児島空港で搭乗を待つ。
大きな荷物を預けて、保安検査を通過。
搭乗口付近でぼんやりと待機する。
やがて搭乗列に並び、機内の指定席へ。
シートベルトを締めて、機内安全ビデオを見て…。
…………、………………、
着陸時、タイヤが地面に触れる衝撃で
目が覚めた。
預け荷物を回収して、
空港ごはんにありつく。
そして、同行スタッフと解散!
お疲れ様でした。
成功おめでとうございます!!!
今回は最高に綺麗な景色を
たくさん見れた回でした。
どんどんロケット打ち上げ沼に
ハマっていきますね…
もう後戻りはできません!

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